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【教員転職連載2】転職決心時には、ちょっと振り返って ~ 転職後の早期退職を防ぐために ~

連載【教員からの転職を考えたら】
photoACcraftbeermaniaのイラスト
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辛い状況を抜け出すだけの視点はもたないようにして

 転職を決心すると、もうそのことで頭いっぱいになってしまって、どんどん進めてしまうかもしれません。

 しかし、そこは要注意です。

 なぜなら、日々億劫な状態になっていることは、別の見方をすると少し判断力が落ちているかもしれません。その状況下で、「これだ!」と進んでしまうと、求人票の細かいところに気づかなかったり、気づけても「まぁ大丈夫だろう」と軽微な扱いをしてしまって、入職後に「こんなはずではなかった」になってしまいます。

逸る気持ちをコントロールしながらやるために

 どんどん進めないと間に合わないかもしれない!という逸る気持ちを認めつつ、冷静さを保ってほしい。

 毎日少しづつ転職活動を続けていくのは、激務で余裕がない中では難しいかもしれません。

 ですが、一気に進めるのではなく、毎日積み重ねていくことで気づくことに着目してほしい。

 日々のわずかな時間でも割いていく。数分サイトやアプリを眺めるだけの日があってもいいでしょう。何が転職するための情報なのかを見るだけで終わる日があってもいいでしょう。

 スモールステップで進んでください。

 転職を決意したとはいえ、現在進行形で先生ですから、やることがいっぱいあると思いますので。

転職先の情報は、企業HPだけでなく退職者の口コミを見て、考えてみるのもあり

 企業HPは基本的に、理念や仕事内容、製品といった事実以外は当然いいことづくめで書いてあります。ブログがあると、社内が垣間見えるかもしれませんが、一部です。とすると、実際に勤めているまたはいた方の情報が必要です。サイト登録が必要なものが多いですが、登録すれば気になる会社の退職や現役で働いている人の感想が見られます。多くは、退職者で悪い面だけ、ただの捨て台詞を書いている方もいますが、一方で良かったところと課題を載せている方もいます。課題については、もしかしたら何か入職後にできることがあるかもしれません。学校で経験したことの中にやれるヒントがあるかもしれません。

 情報は広く集めて、入職後に「こんなはずでは」がないように、また日々の仕事に影響が出ないように進めてみてください。

これを日々続けていると、希望している業界の特徴であったり、絶対に土日休みでないと嫌だと思っていたことが、別の考えを持てるようになったり、変化が生じてきます。思ったら一気呵成に努力して達成することができる先生としての能力は、転職においては裏目に出ることもあります。

転職を考えるようなつらい日々だとは思いますが、日々の転職活動がつらい今を乗り切るための活動になることもあります。ご自身の性格とも相談しながら、上手に進めてほしいと思います。


 

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