スポンサーリンク

【教員転職連載5】書類審査を通過するために ~ どの場面でどんな能力が発揮できるか想定しきる ~

連載【教員からの転職を考えたら】
illustACあーやんのイラスト
スポンサーリンク

学校の業務の中で教えること以外に何がアピールできるか

 教えるスキルは、企業においては順位の低いものです。加えて、熱意だけでは採用には至りません。

 いかにして、学校の業務の中から、企業で活用できるスキルを見つけていけるかが重要です。

 ここが頭を悩ませることですが、学校の業務を出発点にすると行き詰るかと思います。そうではなく、希望する企業の業務と学校の業務の共通点を見つけて、言い換えることがアピールポイントを作り出しやすくなると思います。

私の事例

 私が行政から公園などの管理を請け負って運営する会社など、調査と資料作成が主な業務になっている企業を受けた経験をご紹介します。

 希望企業の仕事内容から、調査資料作成が主な業務であることから、学校業務における理科実験と校務分掌の事務作業についてを例に挙げてアピールしました。

 理科の実験は、教科書の通りにやればうまくいくものではなく、自分でもやってみて試行錯誤した上でどう伝えるとうまくいくのか、うまくいかないときにどうすれば解決に向かえるのかまで準備すること。環境調査などフィールドに出る際には、事前に危険個所も含めて把握し、調査をする、させる以外にも気を配り、トータルでうまくいくことを念頭に準備を進めたこと。

 校務分掌の事務作業は、事実をわかりやすく短くまとめること。自分の年度が終われば終わりではなく、次年度に向けての課題と実施案も同時に引継ぎ資料として作っていたこと。

 この2点を、職務経歴書に文章でまとめました。事務作業でわかりやすく短くまとめると言っているのですから、職務経歴書でもそれが反映できなければ納得してもらえません。

 結果、当時は転職においては厳しいとされる年齢の35歳はとっくに過ぎた年齢でしたが、書類審査はあっさりと通り、面接時に、「さすが先生で文章がまとまっていてよく伝わりました」と評価をいただきました。

 ですが、最終的に給料面で合意形成ができずに採用には至りませんでした。

相手を知らなければ、こちらも手をうちづらい

 これは、児童生徒対応、保護者対応においても同じだと思います。事前に情報がわかっていれば、どのような対応をすれば良いか検討できます。まして、企業は仕事内容など知ってもらいたい情報をHPなどで出しているのです。

 そこは自ら情報を取りにいかなければ、対策は立てられません。

 教採を受けるときに、受検自治体の過去問を手に入れることと一緒の行動です。アピールできる材料を確保するべく、企業の情報を得て対策を立てていきましょう。


前の記事:【教員転職連載4】教職で培ったスキルは通用するか ~ 教師の主業務は、企業では使えないスキル ~


次の記事:【教員転職連載6】入職後、先生としての過去は捨てる ~ 仕事も信頼もつかみにいく ~

コメント