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きっかけ編3~身内も含め人間関係って難しい~

体験記

職場での人間関係だけかと思っていたらどうも幼少期も関係する?

 職場での人間関係について、悩むことは恐らくどこでもあることだと思います。

 これをご覧になっている方は、そういったことに心を痛めていることだと思います。

 もし、今後そのような状態が続くとどうなってしまうのか・・・・

 心配になるのではないかと思います。

 その心配からさらなる不安に・・・

 という負のスパイラルにならないためにも、私の体験談および幼少期の様子ををまとめていますので、見ていただければと思います。

 そのままでは職場に行けず、最悪うつ状態になり退職になるかもしれません。

きっかけと原因

 きっかけは、同僚でした。

 私は学校の教員をしておりました。同僚と申しましたが、年齢はかなり上の方です。

 学校では、経験年数(ほぼ年齢に比例して経験年数は多くなる)が長い人物が校内での発言力や影響力が強くなります。同じ教科・部活だったので、自ずと共にいる時間が多くなってしまったのです。

 普段はほとんど会話をしないのですが、私が生徒指導をしているところをその人が見かけると、私の指導が終わったあとに、同じ生徒に対して、あれはだめだこれはこうするようにと、私の指導内容に不足があるのは確かですが、私がした指導内容を否定していました。

 また、部活では生徒に対して言っている内容も、私も含めての指示である場合があり、生徒が動いたあとで私が動かないと、「何やってるの?」「あーあ。」など言われ、さらに生徒の目の前で叱責されることもありました。

 これらのことは、私自身が気を付けて行動をしていれば、別に問題になるようなことではないと思います。むしろ、どの学校でもあるでしょうし、会社など社会では当たり前のことであるとも思います。

 これとうつ状態どうつながるのか、それは私の生育過程が関係してきます。

両親との人間関係~幼少期の育ち方~

注意:両親に対して恨みや怒りをもっているのではないこと、また私は教員でありましたが、以下に述べることはすべて大人と相対するときの考えや行動であることに留意して読んでいただきたいです。

 うつに関する情報収集をしていると、大人の親子関係相談所というサイトに出会いました。その中のコラムを読むうちに、記事の内容が私の両親に当てはまることに気がつきました。

 最近よく聞かれるようになった「毒親」です。いくつかあるパターンのうちの過干渉に両親が当てはまりました。

自信がない 嫌われたくない でも・・・の繰り返し

 そういった親に育てられた子どもはどうなりやすいかを以下に述べていきましょう。(一部、サイトより抜粋。引用部分は “ ” にて表記)

①“自分に自信がもてない。”ゆえに、

  • “自分で決めた行動に恐怖心を抱く。”
  • “やりたいことをやれない。”
  • 人と関わりをもとうとする行動に乏しい。→こんな自分とは仲良くなりたくはないだろうという思い込み(筆者追記)
  •  

②“自分の考えに自信が持てない。”ゆえに、

  • “自己主張ができない。” →否定されると思い込んでいる。
  • “他人に許可を求めてから行動をする。”
  • “何を選択しても悪い結果ばかりを予測して決められない。”
  • 今必要であろう行動を思いつくも、すぐに行動できず、おろおろしてしまう。(筆者追記)
  • 誰かと話をするときや電話をするとき、周りの人に聞かれることを怖がる。→言っていることがおかしいと思われそうという思い込み。その考えから声が小さくなり、相手から何度も聞き返されることになる。(筆者追記)
  •  

③“相手と意見が違うと嫌われそう。”ゆえに、

  • “行動や考えを合わせてしまう。”
  • “自己主張できない。”
  • “そもそも嫌われたくないので、頼まれると断れずに引き受けてしまう。”
  •  

④ “なにか間違うと他人から嫌われそう。”ゆえに、

  • “やらない言い訳、できない言い訳をしてしまう。” →この主張はしっかりとできてしまう。
  • “やる前から「自分にはできない」と思ってしまう。” しかし、頼まれると断れないので引き受けてしまい。過剰に失敗がないように行動してしまう(後半筆者追記)。

 私の状態は上記したものにすべて当てはまりました。特に、年齢問わず、大人には上記の特徴が出てしまうのです。

自分から一線引くので相手からも一線引かれる

 なので、人当たりはよく丁寧でやさしい人という印象を与える一方で、

  • 固い
  • 何を考えているかわからない
  • 仕事に黙々と取り組むので、話かけづらい
  • 深い付き合いにならないようにする

などと言った考えが、相手に浮かんでしまうようです(直接言われたものもあれば、相手の表情や話し方などからの推測も含まれます)。

(すべて親の責任にして、自分に非はないのかというとそうは言い切れません。ただ、実際にすべて当てはまるという事実をここで述べています。)

私というもの

 結果的に、自己の確立がなされていない。興味をもって手に取った書籍〈「大人になりきれない人」の心理〉(加藤諦三氏著)から引用すれば、“5歳児の大人”だそうです。5歳児が親に求める欲求が満たされずに、肉体だけは成長したけれど、心理的には成長しきれていない状態になっているのだそう。

 “5歳児の大人”の欲求はさまざまですが、一番は自身に関心をもって接してほしい、甘えたいのに、親の忙しさや他の兄弟を優先し、我慢を強いられ、やりたいこと・してもらいたいことができなかったことで上記のような状態になってしまいやすいようです。

 オレンジ部分を具体的に言うと、「今忙しいからあとで」・「おにいちゃんなんだから我慢しなさい」・「(具体的な理由も言わずに)だめ」・「親の言うことを聞きなさい」・「(親が話しかけもしないのに)ほんとしゃべらない」・「何を考えているかわからない(これを言われる頃には、もはや親に何かを言うことが怖くなり、関わりたくなくなっていました。)」

 上記の言葉は、主に母親から言われたことですが、常にいらついたようすで、声も大きく、威圧される感じがありました。

 日常的にこのようなことがあった幼少期であったため、①~④のような状態になる素地がつくられたのだと、今では思っています。

まとめると

 前置きが非常に長くなりましたが、私の生育環境と職場での環境が非常に酷似した状態になった結果、うつ状態となってしまったのということです。

 このような状態は、現代においては稀なケースではないと思います。

 もし、この記事を読んでおられるあなたが、似たような状態にあるのであれば、

 信頼のおける人に相談

 がいろいろをこじらせない最善の策かと思います。

 職場にいなければ、家族。家族と疎遠であれば、友人。友人がなければカウンセラー。カウンセラーにかかるまでもないと思えば、ネットで同じ状態にある人を探して共感してみる。

 前向きに対処する方法も同時に必ず探してください。

 私のような反応が出てしまうと、結果的に職場にいけなくなり止む無く退職となってしまいます。

 どうぞ、ご自愛ください。

 

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