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授業が基本だけど失敗もいっぱい【授業のPDCA】

体験記
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授業実践におけるPDCA

PDCAと聞くと、もはや古いと言われてしまうようになりました。とはいえ、まだまだ活用できる場面はあると思っています。

それが、授業です。

これは先生であれば、誰しもが口にする言葉ではないでしょうか。

「やりっぱなしでは、効果はない。」

細かい文言は異なるでしょうし、それぞれに発言する場面は異なるかもしれません。

しかし、学校の授業における一般的な考えとして、と条件をつけたらどうでしょう。

授業を受けたら、復習して”勉強する。

その意図を含む言葉として発する機会は、自身の小中高時代を振り返ってもあるはずですし、教員となってからも言ってはいないでしょうか。

であるならば、やはり児童生徒に教える側がPDCAを実践していかなければ、児童生徒に届く・響く言葉として伝えるのは難しいのではないかと感じています。

以下、私の実践と考え方です。

授業のP(考え、構成しているときが楽しい)

授業を実践する前にこういった導入にしたら生徒は食いつくだろう。発言も多くなるだろう。この発問をすれば、生徒の答えやすさはあがるだろう。この活動で、生徒の活発な意見交換を促そう。

といったことを考えて、授業作りと授業プリント作りをしているときは楽しいです。

ただ、旅行の準備のようなもので、考えているだけですから「うまくいくとは限らないもの」です。

授業のD(いざ実践:生徒からのフィードバックで気づきが多い)

やはり、こちらが想定していた通りにはなりません。

想定以上・以下、どちらにもなります。

<想定以上の例>

  • 活動させるだけが目的だったが、自然と意見や質問が出た。
  • 一人への発問が、全体的な議論に発展した。
  • 授業ではないですが、定期テストで平均点が高くなってしまった。

<想定以下の例>

  • 単純に生徒の反応が悪い。(事前の授業で、担任や他の先生に怒られたなど)
  • 話し合いの視点が生徒の理解によってずれて、結論が予定外のものになった。
  • 定期テストで平均点が非常に低かった。

感覚ですが、割合で言うと、想定外が7割。想定内が2.5割。想定以上が0.5割でした。

授業のC(生徒にさせるならば教員もしないと)

基本的にメモ魔なので、授業プリントの余りにその授業の簡単な振り返りをなぐり書きしておきます。内容は、生徒の反応・活動・発問の解答具合などです。さらに、授業プリントもうっかりミスがあったりするので、すぐに赤チェックしてその日のうちに修正します。

私の場合は授業を自作プリントでやる形をとっているので、修正しておけば来年以降も使用することができます。

さらに、いわゆる計画訪問のときに指導案を作成しやすくなると思います(授業をしていれば自然とクラス全体の雰囲気や出来・不出来はわかりますが)。

授業のA(振り返って、次にまた生かす)

 私の場合は、AはP・Dと同意です。

授業作り、実践の中にクラス・生徒の状態を加味していきます。

Pでは、あのクラスなら活動できるなとか。あの生徒ならばこの発問に答えられるだろう。ちょっと成績の良くないあの生徒には、この発問で答えさせてあげようなどです。

Dでは、Pで考えたことを実行して、再びCをして・・・と、どんどん回していきます。

 

古いと言われるPDCA、新しい考え方の一つをご紹介

新しい考え方のOODAループについてはこちらから↓

 

まとめ

企業でも教育現場でもPDCAという言葉が当たり前になっています。

回るようになれば、わずかな時間でできると思います。

しかし、教員は多忙な中で「そんなのできない!」と言いたくなりますが、これも習慣です。

できないと思った段階でやらないですし、そもそもやり始められないと思います。中途半端に始めても続きません。

やはり、そこには自分主体で考えるのでなく、生徒主体で考えて行動をしてほしいと思います。

習慣化に関する記事はこちら

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