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【教員転職連載3】年齢は関係があるか ~ 年齢を考えるのは企業、自分は気にせずガンガン~

連載【教員からの転職を考えたら】
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求人票には、年齢の制限が記載されているけど

 転職をする際に、気にしてしまうことが年齢です。

 基本的には年齢制限が禁止されているので年齢は関係ないのですが、例外規定があり、それに則って企業側が長期キャリア形成を考えて35歳や45歳で区切りを設けたりします。

 ですが、書類選考の段階で、だめならそもそも年齢関係なくだめになるし、面接まで行けるのであれば、年齢はクリアできたものと考えられます。

企業側が募集をかけている背景はそれぞれなので、年齢で躊躇しても意味がない

 求人募集の背景は様々です。年齢に関係なく、欲しい人材がいれば採用をするはずです。

 自分自身がもうこの年齢だし、と躊躇していることと、企業側が見たい点はずれているかもしれません。

 年齢よりも、学校の先生が転職するに当たって、授業など教えること以外でどのような能力があるのか、この企業に入ってどんな活躍をしてくれるのか、が主に知りたいことになるのではないでしょうか。

 仮に書類審査の段階において、年齢で引っかかって審査落ちであっても表向きには言ってはこないでしょう。理由はいくらでも述べられますし、よくある審査落ち通知には、「・・・・、誠に残念ではございますが、今回はご期待に添えない結果となりました。・・・」といった一文が中に書かれているだけで、理由なんて知ることはできません。

 そんなことで落ち込んでいるよりは、「残念!次!」です。

 やりたいと思える、続けられそうと思える仕事はそれほど多くはないと思います。

 審査落ちしたり、不採用だったりと落ち込んで、次の行動が遅れれば、それだけ希望に叶う企業の枠はどんどん埋まっていってしまうものです。

 転職の考えがすでに頭に浮かんでいるならば、数年後を見据えてゆっくりと悠長には転職活動はしないかと思います。ですので、年度末までに!など期限を切って転職するという意欲が沸いているならば、今の先生業務に支障が出ない範囲で進めていきましょう。

 私もかなりの数があるのでわかりますが、不採用は気持ちが落ち込むものです。でも、「自分を採用しなかった企業はもったいないなぁ」なんて言いつつ、すぐに切り替えて次の準備を進める方がよいです。落ち込みを引きずると、今の先生業務に支障が出ます。

転職を考えるならば、自分のスキルの棚卸

 様々なサイトでよく目にする言葉です。

 自分のスキルの棚卸が大事と言うことは、要はスキルの多寡ではなく、どのようなスキルを有しているか、そして企業ではたらく中でどのように発揮することができるのかなのです。

 例えばどのような場面で、どのような能力を発揮して、どんな事柄を解決した経験があるのか。そして、それは希望する企業においては、何についてだと現時点で考えているか。

 これを職務経歴書や面接で答えることで、先生としてはたらいていた際の課題意識への目の向け方と解決に向けた行動力。業務内容の把握を含む企業研究がどれだけできているのかをアピールできます。

 面接でつっこまれたら十中八九ばれるので、偽りを書いたり言ったりするのはいけませんが、多少大げさに書いたり言ったところで事実は変わりません。

 その能力や行動について、企業側が「有用!」と認めてくれるかどうかがすべてです。

 また、仕事に対する向き合い方も大事です。スキルにまでなってなくとも、達成できたことがなかったとしても、業務上の課題に気づいて、変革するための行動をしたことがあり、どんな結果となったかを語るだけでも、通常業務の中で視野広く物事を見て、課題には毅然と向かう姿勢があるとアピールすることはできます。

 ぜひ、年齢を考えるならば、その年齢に至るまでに経験した中で得たスキルや行った事に目を向けて、自身の職務経歴書の内容を充実させてみてください。



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