学校の先生は世間知らず
このイメージは、特に年齢が高い方々にとっては普通の考えであるように思えます。
そして、それは当たりの部分もあります。そのように考える根拠は、実際に以前勤めた職場で、年配の方と話す中で聞いたことにあります。
その話の要旨は『先生という人たちは会話をしていると違和感を覚えることが多い』と言うのです。かみ合わないわけではないが、職業病とでも言うのか、どうしても教える目線で、受け取られ方によっては上から目線で話をされている感覚になるようです。
つまり、先生という人たちは、世のしくみの何かを知らないことによる世間知らずもあり、コミュニケーションの仕方に焦点が当たって、その仕方が未熟に取られて、世間知らずと一括りに言われているようでした。
もちろん、これは互いに個人差が非常に大きいものですから、一括りにされても困ります。一方で、相手が先生という先入観で話をするが故に、違和感を覚えやすいだけではとも思いますが、一般企業における先生経験者はマイノリティですから、【先生=世間知らず】に軍配が上がります。
イメージ先行で、扱いにくい判定
これは私個人の人間性が原因ということはないと言えます。
先生だったと言うと、必ず顔を曇らせる人がいるからです。その方の子ども時代の先生との関わりがどうだったかは計り知れません。ですが、明らかにいいイメージはないのだと悟らせてくれます。
そして、こちらが指示や依頼に対して、「はい!」という返事でなく、素直でない反応(質問や内容の確認など)をすると、面倒なやつだという態度を示したりします。仕事上でわからない、正確性に欠けることはミスになりますから、確認するのが普通だとは思うのですが、どうもそういった点は「先生は、めんどくせー」といった扱いにくい判定をされることが、しばしばありました。もう転職してるんで、先生じゃないんですけどね。
逆に興味を持たれることも多くあったので、すべて先生であったことが負ではなかったです。
現在では、多忙がゆえに世間のことを把握する余裕がないだろうという考えからの世間知らず
やはり、先生が世間知らずであるという概念は、年齢による差もありますが、常に共有されている概念なように思えます。というのも、高校まで含めた学校生活の12年間において、世間知らずと思われる先生に会ったり、その話を聞いたり、自分の子供の担任がそうであったりすることがあるからです。そして、そういった話題は職場における雑談等で盛り上がりやすく、記憶にも残りやすいと言えるからです。
ずっと同じ職場で、上司と同僚とだけコミュニケーションを取っていることも十分世間知らずになるのではないかと思います。となれば、似た環境は他業種でもいくらでもありそうですけれど。
さておき、今は教員は多忙であることが周知され、忙しいから世間のことを知る機会が少ないだろう、だからやっぱり先生は世間知らずの結論になる方も少なからずいます。
このイメージを嫌だなと捉えてしまうと、どうしても転職や転職後のことを考えてしまうかもしれません。しかし、イメージを逆に利用するならば、どこでもやっていけます。イメージですから、その事実があることを受け止めて、扱っていけばいいのです。
先生全般のイメージは変えられなくても、あなた自身は先生だったけど違うなと思わせればいいのです。
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