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準備が8割、実行が2割は授業でも同じ

体験記

忙しくて、授業の準備は後回し

学校ではたらき始めると、常にこの問題に直面します。

ですが、いくら生徒との関係を授業以外でつくろうと思っても、結局「時間が・・・」空き時間があれば、「あれをやらなきゃ、やっておかなきゃ」と変わらない毎日になってしまいます。

その時間管理については、こちら↓を参考にしてみてください。

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準備で見える<1時間の授業・単元・教科書の見通し>

1時間の授業の見通し

考えてみれば当たり前のことではありますが、準備をすれば、

これをしたら次はこれをしよう、こう生徒が答えたらこうしようなどと見通しを立てて考える

ことを必ずすると思います。

1つの授業について、指導案をつくるようなものでなく、付箋に箇条書きでもして見通しを立ておくことをお勧めします。

することの利点は、1授業の見通しが立てられ、時間内にすべきこととできることを教えているクラスについての理解が進むことにあります。

もちろん、長く経験をすればメモなどの必要はなく、教科書の内容も頭に入るので必要などなくなりますが、初めて教える内容や挑戦したい内容などは目で見えるものがあると安心感が違います。


ちょっと話がズレますが(必要ない方は読み飛ばしてください)

一方で、生徒から予想外の質問や想定外の解答もあると思います。準備しておけば、答えられるものも増えるでしょう。

しかし、答えられない場合でも不安になりません。準備中に気が付かなかったものについて、「私がもたなかった視点を教えてくれたんだな」と余裕をもって応対できますし、他のクラスや次年度の授業に生かせます。

そして私はこのような場合に、「それは今はわからない!調べてきて次の授業でやるよ。ありがとう、私が気付かないことに気付いてくれたね。じゃぁどっちが詳しく調べられるか競争しようか。ほかのみんなも調べて知ったことやさらにわかったことを見つけたら教えて。」などと、その生徒やクラスに投げ返すようにしていました。

うれしいことに、クラスには必ずやってきてくれる生徒が数名います。私も自分の調べたことを披露しますが、生徒にも発表させるとやはり授業が活気づきます。


単元の見通し

必ず、教科書で教える内容には「単元[I]教育用語で、学習内容のひとまとまりのこと。教科書その他の学習材における一章あるいは一節を指すことが多い。Wikipediaより」が存在します。

最初のうちは、1つの授業の流れをつくるだけで精一杯になりますが、それは数をこなせば必ず上達します。

慣れてきたら、1つの授業を準備するときに、単元についての準備をも意識できるようにするべきです。

単元の見通しが立つと、「今日の授業は、今後、あの内容で必須の知識・考え方だから生徒に確実に伝わる内容にしないと」と、1つの授業に対する考え方が変わってきます。

それを生徒にも伝え、見通しをもたせ、教科書内での『つながり』を意識させるとついてくる生徒が増えるというのが私の実感です。

例えば、中学校2年生の数学で、なんといっても生徒がつまずきやすいのは『平行と合同』・『三角形と四角形』の単元(いわゆる証明の単元)です。平行線と角度の関係から、合同な図形とは何か、それを用いての三角形・平行四辺形の合同に至る流れが指導計画で考えると約3~4ヶ月必要な大単元です。ここで、見通しを立てて授業を行わなければ、大変です。

最初でつまずいてしまうと、ずっと「わからない」が続き、証明だけでなく数学嫌いになるか、嫌いが加速してしまいます。

教科書の見通し

単元の見通しが立てば、自然に教科書の見通しは立ったようなものです。

教科書の見通しによって、生徒のつまずきやすい単元や内容が身に付き、その内容に向けてどの内容をどうのように扱うのが適当かと考え、小単元の時間のかけ方が変わってきます。

それらの積み重ねが、教科書の内容を過不足なく学習させることにつながると考えていました。

さらに、見通しある展開をすることで年間の限られた時間の中で余裕をもち、生徒が授業内で復習する時間の確保、どこがわかっていないのか、次の授業にどのように還元していくのかを考え・実行する時間を創り出すことにつながるとも考えていました。

まとめ

他の仕事でも同様ですが、教員はさまざまな生徒と関わる以上、休み時間もない中ではたらきます。

限られた時間内で仕事をこなしていくことを意識しないと、毎日のように持ち帰り仕事が増え、寝る時間もなく、一人になる時間もなく、リラックスできずと体も心も休まらない日々になってしまいます。

目の前のことに忙殺されて、自分は後回しとなりやすい中で、「準備をすれば、心安し」を意識して、準備を意識してみてください。

それは結果的に、時間の使い方への意識が変わり、「めんどくさいからこうする」でなく積極的な時間管理行動につながると考えます。

これが完成すれば、授業の基本は押さえられると思います。

まずは、自分自身の授業スタンダードをつくってみましょう。

授業スタンダードをつくる考え方はこちら↓も参考にどうぞ。

脚注

脚注
I 教育用語で、学習内容のひとまとまりのこと。教科書その他の学習材における一章あるいは一節を指すことが多い。Wikipediaより

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